|
今年頂いた年賀状の中に葛飾北斎の凱風快晴(赤富士)の絵があり、今更のように富士山の世界に誇る美しい姿を確認したものですが、一方、ハワイ観光の際にハワイ島で買った資料を開いてみました。それにはハワイ諸島は、移動して日本列島の南に潜り込んでいる太平洋プレートの上にあり、ハワイ島の山はマウナロアのように平たいShield-type Volcano(楯状火山)ですが、プレートの端末で、潜り込み先の日本ではComposite-type Volcano(複合火山)で山の形も異なり、その例に富士山をあげてプレートが移動していることを説明しています。また、世界の活火山の説明図にプレートを示しており、日本は北米プレートとユーラシアプレートの下に、太平洋プレートとフィリピン海プレートがもぐり込む4枚のプレートの上にある島弧であり、活火山も多いこともわかります。これを見ながら、当の日本の我々が、日本列島が地震の原因となるプレートの狭間にあることを、どれだけ理解しているか心配になってきました。
インターネットで、例えば「プレート」「断層」「大陸の移動」などで検索して日本、特に徳島がどんな位置にあるか、今世紀前半起こるであろうと予測されている東南海、南海地震が、今までどんな周期で起こっているかなどなど、確認して欲しいものです。
また、徳島県のホームページの下にある「徳島県防災情報」から「地震から命を守る南海地震対策啓発冊子」など、特に「地震から身を守る10ヵ条など」を是非開いてご覧になって、徳島がどんな位置にあるかを確認するほか、万が一、地震が起こった場合どう対処したらよいかを読んで、心の底に刻んでおいて欲しいと思います。
以前、このコーナーでこの「10ヵ条の確認」をして欲しいことを書きましたが、年が変わり再び皆様に理解していただきたく筆をとりました。
徳島大学名誉教授 下村 滋
|