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Vol.35 11.47% 徳島県の下水道普及率
 国土交通省のホームページによると徳島県の下水道普及率(処理人口普及率)は平成17年度末の見込みで11.47%。この数値は全国47都道府県中の47 位、言い換えると最下位です。下水道処理施設にそれ以外の農業集落排水施設等、合併処理浄化槽、コミュニティプラントの汚水処理施設を加えても平成16年度末36.6%でこれも最下位です。
 その原因についてはいろいろな説があり、最下位を争う和歌山県と共に、県民性が原因などといわれてもいますが、わたしはそうは思いません。普及率の低い県を見ると、両県を含め、外洋に面している山紫水明の県が多いのです。
 大きな川、大きな海は巨大な自然の排水路であり浄化槽です。汚水は自然の仕組み、助けによって浄化されています。日本がヨーロッパに比べて下水道の普及が遅れたのは、中央に山地があり、川は急流が多く、四方海に囲まれているなどあまりにも自然に恵まれ、安全でおいしい水も得られたので、自然のもつ浄化能力の恩恵に甘えすぎたせいでしょうか。特に徳島県はその感が強いのです。
 徳島県は四国三郎吉野川、紀伊水道から外洋に面している美しい海岸線をもつ環境に恵まれた県です。しかし、人の生活が汚水を増やし、その内容も変わり、自然の浄化能力をはるかに超えるとなれば、行政は汚水処理施設を増やすように努力して欲しいものです。
 その一方で徳島県民は未来まで、この美しい山河と海辺をもつ「環境首都とくしま」を保持しようと思えば、それには各人が排水溝に汚水の流れこむ「炊事」「洗濯」「入浴」などのときに如何に汚染を減らせるか考え、実行しなければなりません。炊事の後の洗い物では固形物は取り去り、油は拭き取る、また庭があるなら米のとぎ水を植木になどの努力をしましょう。ここにある「くらしのひろば」も参考にしましょう。


徳島大学名誉教授 
下村  滋




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