とくしま消費者交流ひろば
とくしまの食
くらしに役立つコラム
消費者交流イベント
消費者トラブル
もったいないっ!から始めよう
生活+α
キッズ
消費生活相談窓口
リンク
くらしの情報大募集!
メールマガジンの登録はこちら
携帯サイト

クリックでURL表示
お問い合せ
Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

バックナンバー
田井ノ浜海水浴場               2017/ 9 Vol.80
         〜海水浴客の減少〜

 JRが国鉄と言われた時代は、牟岐線は牟岐までであり、その沿線の車窓から海が眺められるのは田井ノ浜海岸だけだった。福井駅で蒸気機関車に給水して、列車も休憩して山の中を通り、開けた風景が田井ノ浜海岸である。民家も見えない由岐と木岐の間に夏限定の臨時駅ができる。それは遠浅の海岸が海水浴に適していたからであった。

 私が行ったのは昭和20年の後半であり、田井ノ浜には仮設だったと思うのだが、臨時のホームができて賑わったものだ。泳げないので嫌であったが、毎年、父の職場の慰安会が海水浴を兼ねて行われ、スイカ割りや宝探しが行事としてあった。子どもにはお菓子類もふるまわれて父の子どもサービスデーであった。
 
 65年ほどの月日が流れて田井ノ浜の海水浴場に出かけた。臨時駅設置の一つのイベントとして「その時駅長」に選ばれた子どもが、進行発車の駅長の職務を行った。行事を見に来ていた人から「(海水浴客が)今日は多いね」と言われて驚いた。昔を思い出せば閑散としているからである。
 
そういえばニュースでは、海水浴は海水と砂にまみれて鬱陶しいので拒否反応が見られて、全国的に海水浴場の閉鎖が続いている、と報じている。屋内のプールや豪華ホテルの、それも夜間の色彩豊かなプールが好まれているらしい。どこの海岸であったか覚えていないが、海の家のおじさんが「商売にならない」と嘆いていた。

列車の旅も牟岐から甲浦まで延びて、内妻あたりからの海岸線は美しく一時、目を奪われるほどである。ただ、私の子ども時の思い出は牟岐までである。赤河内村山河内(現:美波町、小学校は廃校)の小学校で牟岐の港から出羽島へ渡っての遠足のとき、列車を降りてその先の列車の終点はどうなっているのか気になったことが妙に記憶にある。
(写真は田井ノ浜海岸の海水浴場)
     
                 徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄



バックナンバーはこちらから
くらしのコラム
データでとくしまを知ろう!数字でカフェ
マネーに興味津々

特定非営利活動法人徳島県消費者協会
〒770-0851 徳島市徳島町城内2番地1 とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)5階