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vol.149.今日は何の日5月3日、5月30日

公開日 2023年06月

R5.6月号コラム

~ゴミの日、ゴミゼロの日~

 5月3日に「今日は何の日」と言われたら、多くの人が「憲法記念日」と答えるだろう。いわゆる祝日法に基づく祝日であり、旗日と言われているお休みである。黄金週間にあり憲法より、何処へ遊びに行くかが話題となる人々も多い。

 ちょっと3日を“ゴミの日”と頭の隅に記憶してほしい。“ゴミの日”は、私の団地は黄金週間でゴミの収集がないので集積所および周辺は清潔である。頭が下がるのはゴミ袋持参で周辺も含めて掃除してくれている人がいる。そのお陰で年に一、二回の当番で集積所を使用させてもらっている。ただ感謝あるのみである。

 私の団地は130軒くらいが松茂町、10軒足らずが北島町である。一般に北島町の集積所はいつ見ても手入れが行き届いている。それに比べて松茂町の方は衛生部がいくら注意事項の連絡をしても、不法投棄はなくならない。年数回ではあるが目を覆いたくなるようなこともある。ゴミ柵の前に注意の紙を張り付けても効果は薄い。

 あるエッセイを読んでいて納得した。ゴミの処理する人の顔が見えると集積所は綺麗になるが、見えないと無責任になりやすいというのだ。なるほどお隣さんが掃除しているのを見ているといい加減なゴミ出しは出来ないが、誰か職業として集めているのだからと無責任になる恐れが多い。

 利用人数が多いほど捨てる人と世話する人の人間関係が薄くなる。大きな集積所ほど利用を前提としない人がゴミの放置場所にする。見つけても逃げて帰ればどうしようもない。罰することはできないかと怒り心頭でも仕方がない。親や子、友達など顔見知りの人が片付けていると思って一人一人が心掛けねばならない。

 月末近い5月30日は“ゴミゼロの日”である。時おり呼びかけもあるが、私の回りは熱が冷めている感じである。ゴミで終わらせるのか、ゴミを資源として再生させるのか。一人一人の小さなひと手間が、ゴミを資源に変えることにもなる。
(写真は松茂第二団地のゴミ集積所、GWで整理できている)


 



阿波の助っ人・くらしのサポーター 三原茂雄