公開日 2026年02月

~余り理解できていない話~
午年と言われるが、馬年ではない。年賀状などには馬の絵が描かれるが、午年の午は現実の馬をさすものではなく、十二支の一つの午の具現化した、あるいは具象化したものが馬である。だから午に乗ると言う類の使用はない。馬耳東風は現実の馬のことであるが、丙午の午は干支の一つであり、象徴としての馬であっても実在の馬をささない。
正午という言葉に午の漢字があり気になっていた。この午の字は時刻(時間)を表し一日を24時間として「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」が、各2時間を受け持っている。各時間の始まりが初刻(しょこく)、中間を正刻(せいこく)。子の刻は子の初刻、正刻、丑の初刻(言い換えれば子の刻の終わり)2時間が子の刻である。
一日の始まりは、0時であるが、夜の11時が子の刻の初刻である。0時が子の刻の正刻、午前の1時で子の刻は終わり、次の丑の刻の初刻になる。丑の刻の正刻が2時。寅の刻の正刻が4時、卯の刻の正刻が6時、辰の刻の正刻が8時、巳の刻の正刻が10時、午の刻の正刻が12時である。午の刻の正刻を正午。正午までを午前、その後を午後。
数年前のテレビの時代劇の中で一日中のことを二六時中と言ったと話題になった。四六時中の事だが、その時代に合わせたのである。一日が十二刻(時間)であり、その半分の6刻が概ね昼、また夜も6刻であり、昼と夜の2回の6刻を二六(2×6)の十二、一日の時刻だ。明治になり一日が24時間になり四六(4×6)の二十四となった。
ついでにおやつの語源は、午の刻の正刻(12時)を九つの鐘を鳴らして知らせた。次の丑の刻の正刻(午後2時)には八つの鐘で知らせる。その次の寅の刻の正刻(午後4時)には七つの鐘で知らせた。この八つの後の時間、概ね2時から4時の間の軽い食べものがおやつ(八、やつ)である。
丑三つとは、丑の刻が午前1時から3時である。この間の2時間が30分ごとに4つに分けられる。1時から1時半が丑一つ、1時半から2時が丑二つ、2時から2時半が丑三つなのである。(カットの水仙は文と関係なし)
元しらさぎ消費者協会会長 三原茂雄