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vol.184.電気料金お得なプランの提案

公開日 2026年05月

R8_5コラム

~単なる省エネの電化製品のお勧め~

 彼岸が過ぎてそろそろ過ごしやすくなった。昼を過ぎてすることもなく寝転がってテレビを見ていた。こんな老人に掛かって来るはずがないのに電話が鳴った。受話器を取り上げてハイ、ハイと応じた。丁寧な口調で「○○(記憶が定かではない)からの・・・」と言う。咄嗟に契約している電力会社からの電話だと思い込んだ。「ご主人ですか?」と確かめられた。「アンケート・・・で、・・・のご提案」と言い出した。

 語りが丁寧なので詐欺ではないだろうと思った。「電気料金が安くなるご提案・・・」と話は進むが、老人所帯では電気代が特別高いわけでもない。てっきり契約している電力会社の関連会社と思い込んでいたのだが、それであれば失礼な話だと思った。電力会社は一番消費者が得になるプランで配電してくれればよい話である。契約改正に手間暇かける必要はないのだ。

 昔の話で今回とは無関係であるが、よく似た経験がある。電気料金が安くなると言われて聞き耳を立てて聞くと、どうやら、電気料金が安くなる省エネの電化製品に買い替える提案である。理屈はあっているが、使える電化製品を買い替える費用は、一時であっても出費であり、損得の計算は曖昧である。単なる新製品販売促進プランであった。

 このような電話は退職後に家にいると経験する。はっきり言って迷惑である。最も腹が立ったのは、今後はなくなるFAXである。電話に機能は付いているが、年一回も使用のない、使っていなく印刷できる状態ではない。だが、FAXが入っていることは分かる。用紙などを補給して印字で出てきたのは、ミカン販売のチラシである。私は念のためそのチラシ配布の業者の県の広報窓口に抗議のFAXを送った。回答はなかった。

 タウンページも役目を終えてなくなるそうだ。ご近所から呼び出してもらったり、電話をお借りしたり、携帯やスマホのない時代には想像できなかった迷惑電話トラブルである。家に居ることは、詐欺被害にあうことを待ち構えているような日々である。
(カットの写真は本文とは関係ありません)

元しらさぎ消費者協会会長 三原茂雄