公開日 2021年10月12日
店舗で、本、CD、家電製品、洋服等を買ったが、消費者の都合で、「返品したいと思い、店に持って行ったが、断られた。」といった相談がよくあります。
クーリング・オフできるのでないかと思われるかもしれませんが、クーリング・オフは、不意打ち性のある訪問販売や電話勧誘販売の場合に適用される制度であって、店舗販売には適用されません。商品が不良品でない場合、返品・交換に応じるか否かは店の営業方針です。返品に応じている場合は、店が客へのサービスで応じているということです。応じる場合でも条件は店によって様々です。
一般的に本は一旦売れると古本になりますし、家電製品は通電すればまず返品はできません。洋服もバーゲン品の場合、返品できないと決めているところが多いようです。
正常に契約が成立している場合、店側の合意がなければ一方的に解約することはできません。
物を買う場合は、返品のルールについてもよく確認するようにしましょう。