公開日 2005年09月14日
「訪問販売で、外国為替証拠金取引の契約をした。解約したいと伝えたが、支払った金額の半分しか返金されないと言われた」というものです。
外国為替証拠金取引は、取引総額の10%程度の少ないお金(「証拠金」という)を元手に、10数倍の資金を動かして、円と海外の通貨(ドルやユーロ等)の売買を行い、為替差金と金利差金を狙うハイリスクな投機取引です。
少額な資金で大きな利益が期待できる一方、相場が予想に反した場合、その損失も大きくなり、専門的な知識や経験のない方には、大変危険な取引です。
平成17年7月1日より、改正金融先物取引法が施行され、金融先物取引業者を登録制とし、顧客の勧誘等についても、電話による勧誘の禁止等の厳しい規制が設けられました。しかし、現状においては、公正な取引がなされたとしても、非常にリスクが高いので、契約は慎重にしましょう。