公開日 2016年08月02日
「認知症の母宛てに海産物が届いた。業者は、電話勧誘で注文を受けたという。母は、注文した事を覚えていないが、普段1人で留守番しており、電話勧誘を受けると『はい、はい』と返事をしてしまう。今回はクーリングオフできるが、今後の対処方法は。」との相談がありました。
近年、認知症などの判断能力に不安のある高齢者が契約当事者となるトラブルが増加しています。被害発見に時間を要し、クーリングオフ期間を過ぎてしまう場合も少なくありません。
高齢者の消費者トラブルを防ぐには、家族や身近な人による見守りが大切です。高齢者宅に不審な荷物があるなど、変化に気づいた場合はできるだけ早く消費生活センターにご相談ください。
また、成年後見制度を利用することも検討しましょう。