公開日 2007年10月17日
全国で5万人以上の人たちが被害にあったL&G事件。「円天」という独自の電子マネーの発行や高利回りをうたって、巨額な資金を集めていました。国民生活センターには「配当金で生活しようと老後の生活資金をつぎ込んだものの、お金が戻らない」という深刻な相談も寄せられており、相談の約半数は60歳以上でした。
低金利が続くなか、将来を不安に思う人々の心理をついた巧みな手口といえるでしょう。
大事なお金をどう運用するのか、自己責任が問われる時代。世の中うまい話はないと肝に銘じ、友人や知人など親しい人からの勧めであっても話はうのみにせず、取引の仕組みやリスクを十分理解した上で判断することが必要です。