公開日 2006年11月22日
事業者から、「業者から消火器の点検に行くと連絡があり承諾した。作業後、帰り際に、署名をして欲しいと声をかけられたので、従業員が内容を確認せずサインしてしまった。後で書面を見ると実は薬剤詰替の高額な契約書であり、既に詰め替えられていた。」という相談が寄せられています。
消火器を設置している事業者を狙って、出入りの点検業者を巧妙に装い、内容を説明せずに書面に押印を求め、契約をしたと主張する手口です。
このようなケースでは民法上の錯誤無効や詐欺を主張できますので、相手方と交渉するか、交渉が困難な場合には弁護士等に相談しましょう。
事業所内では従業員の方にも注意を呼びかけて被害の未然防止を図ってください。