公開日 2005年10月07日
9月から10月のここ1ヶ月間に十数件、外国為替証拠金取引の相談(被害金額は数十万から数千万円)が寄せられています。外国為替証拠金取引は、少額な資金で大きな利益が期待できる一方、相場が予想に反した場合、その損失も大きくなり、専門的な知識や経験のない方には、大変危険な取引です。
相談急増の要因として、平成17年7月1日より改正金融先物取引法が施行され、金融先物取引業者は登録が義務付けられましたが、経過措置がH17.12末までであり、それまでの間に最後の荒稼ぎをしようとしている悪質業者がいる可能性があります。
法改正により、勧誘の要請をしていない人への訪問又は電話による勧誘の禁止や、リスク等重要事項の説明義務等が規定されましたが、元々、非常にリスクが高い取引のため、次のような注意が必要です。
●信頼できる業者かどうか十分調べ、確信が持てないときは取引を控える。
●外国為替証拠金取引に限らず、取引の仕組みを理解できない場合ははっきり断る。