公開日 2022年06月21日
「大手住宅メーカーを名乗って電話があり、『近隣に新しい老人ホームができる。あなたの為に優先枠を設けているが入居を希望するか。』と聞かれ、『しない』と返事をした。翌日、『あなたの枠に入居したい人がいるので権利を譲ってほしい。』との電話があったが不審だ。」との相談がありました。
これは、複数の人物や業者が登場し、まるで演劇のように仕立て上げられた勧誘が行われることから、「劇場型勧誘(買え買え詐欺)」と呼ばれている手口です。数年前に多くの相談が寄せられましたが、最近再び流行ってきています。
実在する企業を名乗り、ありもしない老人ホームの入居権の「権利を譲って」、「名義を貸して」などと持ち掛け、応じてしまうと、後から様々な名目で金銭を要求してきます。一度お金を払ってしまうと取り戻すことは極めて困難です。このような電話があっても相手にせず、直ぐに電話を切りましょう。
心配な場合は、お近くの消費生活センターにご相談ください。