「誰でも簡単に儲かるというネット広告を見て、副業サイトに登録した。安価な情報商材を購入後、事業者からもっと儲かる方法を教えると、２００万円のサポートプランを勧められた。お金がないと断ると、稼いで返せばよい、貸金業者で借金するようにと指示され、指定の口座に振込んでしまった。返済が苦しいので返金してほしい」という相談が寄せられています。
　情報商材の内容は、あまり価値のないものだったという場合が多く、その後、電話勧誘により広告には書かれていない高額なサポートプランを勧誘され、借金を勧めて支払わせる手口が目立ちます。
　また、借り入れの際には、使用目的や職業、年収を偽って申告するよう指示があり、業者の口座に振込みが終わるまで、遠隔操作アプリで消費者のスマホ画面を共有したまま、借金の方法を指示されるなどのケースも見られます。
　支払ったお金を取り戻すことは非常に困難です。SNSで知り合った人に副業サイトを勧められる場合もありますが、簡単に稼げるといった言葉を鵜呑みにしないようにしましょう。借金してまで契約してはいけません。