公開日 2024年01月09日
寒さが厳しくなり、モバイルバッテリー等で暖かくなる防寒具をテレビCMや通販サイト、店舗等で目にする機会が増えました。電熱ウェアとは、上着、パンツ、手袋等の衣類に内蔵された電熱線を発熱させて温める商品ですが、電熱ウェアの普及に伴い、「使用中に衣類が焦げた」といった危害・危険に関する相談や苦情が発生しています。
そこで、国民生活センターが商品テストを行ったところ「断線部同士が不安定に接触した状態で通電すると接触部分の温度が200℃まで上昇することがあった」、「発熱体の周囲温度が高いと発熱体の温度も高くなる傾向がみられた」との結果が報告されています。
電熱ウェアは、衣類に暖房機能を持たせた電気製品です。購入する前には製造元や販売元、仕様が記載されているか確認し、購入後は取扱説明書の注意表示をよく読み、丁寧に扱いましょう。また、異常を感じたらすぐに使用を中止することが大切です。